実務者研修とは

実務者研修とは、質の高いケアを提供するために、実践に活かせる知識や介護技術を学ぶことができる資格です。介護のスタート資格である初任者研修の上位資格として位置づけられています。

 

実務者研修を受講する人の多くは、初任者研修を修了した後のキャリアアップや、国家資格である介護福祉士の取得要件を満たすことを目的としています。

 

日々のケアに活かせるのはもちろんのこと、給料アップにもつながったり、転職時のアピールポイントになります。

 

働きながら資格取得を目指す人は、通信と通学(スクーリング)を組み合わせて合計450時間(保有資格によって受講時間が変わります)のカリキュラムを受講することで修了できます。

また、求職者の方は公共職業訓練(通学)で受講することで修了できます。

実務者研修を取るメリット


 

働きながら取得できる


実務者研修は、介護施設や訪問介護事業所などに勤務しながら受講することが可能です。

初任者研修を修了している人は約450時間のうち約130時間分が免除になるので、修了までの期間は働きながらでも2ヵ月〜4ヵ月程度が目安。仮に無資格から実務者研修を受講する場合の受講期間は最短で約半年程度です。

受講期間はかなり忙しい日々になることが予想されますが、実際に多くの人が働きながら実務者研修を修了しています。受講修了している職場の先輩などに、どのようなスケジュールで受講したらよいかを聞いてみましょう。

活躍の場が広がる、転職に有利


実務者研修を修了すると、主任やリーダー、サービス提供責任者のポジションに就ける可能性がある場合もあります。また活躍の場が広がります。

それぞれの施設や事業所によって異なりますが、リーダーなどの役職者の条件を実務者研修以上の資格保有者としている場合もあります。

喀痰吸引等研修の基本研修が免除となる


実務者研修では、介護職でも実施可能な医療行為である喀痰吸引や経管栄養についても学ぶことができます。

実際に喀痰吸引や経管栄養を実施するためには、別に喀痰吸引等研修を受講する必要がありますが、基本研修と実地研修のうち、基本研修が免除されます。

経管栄養(胃ろう)やたん吸引が必要な利用者さんも多いので、これらの医療行為についての知識やスキルがあると現場で活かすことができます。

経管栄養(胃ろう)やたん吸引に限らず、病気や薬についての知識を身に着けている介護職は、施設にとって貴重な人材なので、転職にも有利に働きます。


ママファミ介護教室の実務者研修なら

1)教育訓練給付金が受けられます。

2)介護福祉士試験対策 全国統一模試が受けられます。

3)受講資金を借りられる制度があります。