訓練で行うナウワーク
ブレーンストーミング(ブレスト)
ブレストは、複数人でアイデアを出し合い、創造的な解を見つける集団発想法です。
マーケや動画制作の打合せなどでよく行われる会議の進め方です
質より量を重視し、批判禁止、自由奔放な発言、便乗(アイデアの組み合わせ)の4原則に基づき、短時間で大量のアイデアを生み出します
ブレインストーミングの4原則(オズボーンのルール)
効果的なブレストには、以下の4つのルールを守ることが必須です。
1. 批判厳禁 (Criticism is ruled out): 他人のアイデアを否定しない。
2. 自由奔放 (Freewheeling is welcomed): 突飛なアイデアやユニークな視点を歓迎する。
3. 質より量 (Quantity is wanted): アイデアの質にこだわらず、とにかく数を出す。
4. 結合・改善 (Combination and improvement): 他人のアイデアに便乗し、組み合わせる。
• 多様な視点: 一人では思いつかない解決策や、新しい視点が生まれる。
• 心理的安全性: 否定されない空間で、創造的な発言が活性化する。
• 短時間で大量発想: 短時間で多くのアイデア出しが可能
ブレインストーミングの進め方
1. 目的の明確化: 何を解決したいか、具体的なテーマを決める。
2. メンバー選定: 3~7名程度、多様な視点を持つメンバーを集める。
3. 司会(ファシリテーター)の配置: ルールを守り、活発な発言を促す。
ワーク
『もったいない企業』に勝手にコンサル・ブレスト
皆さんはただの生徒ではなく、これからこの企業に営業をかける最強のコンサルチームになりきっていただきます。
『もったいない企業』の発掘】
対象URLのピックアップと何故そう感じたか全体ワークスにアップしてください
課題の深掘りアップロード(マーケター視点)
現状の勿体ない点分析
(例:動画のシナリオが悪い、HPの動線が分かりづらい、キャッチコピーが刺さらない)
【追加視点①】誰を逃しているか?(機会損失):
「もったいない状態」のせいで、本来顧客になるはずの「どんな層」を取りこぼしているか?
【追加視点②】「批判」から「提案」への意識転換:
他社の勿体ない部分を指摘するのは簡単ですが、それを「どう解決し、どう利益に繋げるか」を考えるのがマーケターの仕事です。このワークを通じて、企業の課題を「自分が活躍できるチャンス」として捉える視点を養いましょう
【追加視点③】「未経験」を武器にする体験
「動画編集者目線」「マーケター目線」に加えて、「自分たちの過去の職歴目線」を掛け合わせることで「色に染まっていない強み」や「他業界の成功事例を持ち込める強み」を実際に体感し、就活の面接で語れる具体的なエピソード(提案実績)を作ることができます。
なぜ「もったいない」点とするのか?
言葉ひとつで「受け手の動き」はかなり変わります。
結論から言うと、「残念」は評価を下げて終わりやすく、「もったいない」は改善行動を引き出しやすい言葉です。
心理的な違い
■「残念」
ニュアンス:結果に対する否定・失望
受け手の感じ方:
「ダメ出しされた」
「評価が低い」
「責められているかも」
内部で起きる反応:
防御(言い訳・無視)
自信低下
思考停止しやすい
👉「終わった話」になりやすい
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■「もったいない」
ニュアンス:本来もっと良くなるのに活かされていない
受け手の感じ方:
「ポテンシャルは認められている」
「あと少しで良くなる」
内部で起きる反応:
改善意欲
可能性への意識
前向きな課題認識
👉「これから変えられる話」になる
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② 行動への影響
表現 思考の方向 行動
残念 過去評価(できていない) 動かない・守りに入る
もったいない 未来改善(伸びしろがある) 改善・試行・工夫
③ 店舗評価での具体例
ケース:接客が弱い店
「接客が残念」 → 店側:「評価低いな…(でも何を直せばいい?)」 → 行動:変わらない or 気分が下がる
「接客がもったいない(料理はいいのに)」 → 店側:「そこ直せば評価上がるのか」 → 行動:教育・改善に着手
④ なぜこうなるか(本質)
人は「否定」されると守りに入る
人は「可能性」を示されると動く
つまり、
👉 残念=評価言語(ジャッジ)
👉 もったいない=改善言語(提案)
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⑤ ビジネス的な使い分け
クレーム・レビュー改善・コンサル
→ 「もったいない」一択
完全に見切る場合・事実評価
→ 「残念」でも可
⑥ さらに一段レベルを上げるなら「もったいない」+具体化が最強
例:
「立地がいいのにもったいない。看板を変えればもっと入る」
「料理がいいのにもったいない。提供スピードが遅い」
👉 行動が“明確になる”
まとめ
「残念」=評価で止める言葉
「もったいない」=改善を引き出す言葉
そして現場を動かしたいなら、
👉 “もったいない+具体策”が最も強い
以下 以前の訓練生が作成したコンサル例
◾️ヴィレッジヴァンガード
https://www.village-v.co.jp
1. 企業概要と現在の状況
【結論】
ヴィレヴァンは、本・雑貨・音楽を融合させた「遊べる本屋」だが、現在は「リアル店舗の楽しさをネットで再現できていない」という大きな壁にぶつかっている。
【根拠】
・店舗数と収益
全国に293店舗あるが、赤字が続いており、今後81店舗(約3割)の閉店が予定されている。
・原因
ネット通販(AmazonやSHEINなど)に、効率の良さで負けている。
2. 現状の「もったいない点」分析(動画マーケターの視点)
【結論】
「お店で感じるワクワク感」がスマホの画面から全く伝わっておらず、情報の温度差が生まれている。
【根拠】
・POP(黄色い看板)の孤立
店員さんの熱いメッセージ(POP)が、ネット上ではただの「静止画」や「文字」になっており、あの独特の勢いが消えている。
・体験の不足
お店は「迷路」のように偶然の出会いがある場所なのに、公式サイトは「欲しいものを探すだけ」の普通のサイトになっている。
・音とリズムの欠如
15秒程度のショート動画で、店内のガヤガヤ感や商品の面白さを伝える工夫が足りない。
3. 機会損失(誰を逃しているか?)
「面白さ」を求めている以下の3つの層が、今の「残念な状態」のせいで他社に流れている。
■ ターゲット層と機会損失の理由
・効率重視のZ世代
「店に行くのは面倒」だが「動画で面白いものを見る」のは好き。ネットでのワクワク感が足りないため、海外の通販サイトなどに流れている。
・ギフトを探す大人
「友達にウケるプレゼント」を探しているが、公式サイトで面白いものを見つけるのが難しいため、楽天などのランキングで妥協している。
・地方のファン
近くの店が潰れてしまい、ヴィレヴァンブランドに触れる機会を失っている。
4. 最強コンサルチームからの提案
「店員さんを動画クリエイター」(または風)にし、店舗の熱量をそのままスマホの中に移植すべき。
【具体的な対策】
・「動くPOP」の作成:ショート動画で、あの黄色いPOPが飛び出してくるような演出で商品をプレゼンする。
実際に現状のTikTok等を見ても、POPを実際に書く様子を写した動画は再生数がずば抜けて高くバズっている。
・動画発信しているSNSが多く内容もバラバラで分散しているので、絞って発信する。
・デジタル迷路化:リンクを飛ぶたびに「変なもの」に出会える、ゲームのようなECサイト(販売サイト)を作る。
ただし、イベント告知などとは分ける。
など
■ ドトールコーヒー
https://www.doutor.co.jp
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【もったいない点・具体的箇所】
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① SNSの発信力が規模に見合っていない
Instagram:投稿947件・フォロワー約11万人
全国約1,100店舗の大手カフェなのに
スタバ約700万人・コメダ約50万人と
比べると圧倒的な差がある。
② 投稿内容が「新商品の写真1枚+テキスト」のみ。
ストーリーがなく「フォローする理由」が
ユーザーに伝わっていない。
ユーザーとの対話も皆無。
③ HPのトップページは新商品バナーが並ぶだけで
「どこに誘導したいか」が不明確。
アプリDL・来店・EC購入など
CV(購買行動)への動線設計がない。
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【誰を逃しているか?機会損失】
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①「朝活・モーニングルーティン系」20〜30代
本来ドトールのコアユーザー層なのに
SNSでの存在感がなく
スタバ・コメダに流れている。
②「コスパ重視」学生・若手社会人
「270円で本格コーヒー」という最大の強みが
SNS・動画で発信されていないため
そもそも比較検討の土台にすら乗れていない。
③【最大の機会損失】
世界中のARMY(BTSファン)層
Disney+配信のBTS番組
『Are You Sure?!』
(2024年配信・世界独占)の札幌編にて
ジミン&ジョングクがドトールコーヒーに
立ち寄りコーヒーをテイクアウト。
日本語で注文するシーンが世界に配信された。
Disney+側はこの反響の大きさから
札幌でポップアップイベントまで開催。
しかしドトール公式からの発信は
配信当時も現在も一切ゼロ。
ファンが世界に向けて
無料で拡散してくれている
「最強の広告素材」を
完全にスルーしている状態。
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【動画フェーズ分析】
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▶ 認知拡大フェーズ ← 最大の穴
「朝のドトール風景」
「ミラノサンドができるまで」
「270円 vs スタバ、正直どっち?」
など、バズる素材が全国1,100店舗に
溢れているのにショート動画が皆無。
▶ リード獲得フェーズ ← これも弱い
アプリDL・会員登録への誘導動画がなく
「次また来る理由」をSNSで作れていない。
▶ ファン化・リテンションフェーズ ← 完全欠如
ブランドストーリー・店員紹介・
舞台裏コンテンツがゼロ。
「ドトールが好き」というファンを
育てる仕組みがない。
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【私ならこうする】
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①「あの2人が日本語で注文した
コーヒーショップ」として
英語・韓国語対応の投稿を展開。
世界中のARMYのインバウンド需要を
一気に取り込む。
②「#私のドトール時間」UGCキャンペーン
全国1,100店舗の常連客を
コンテンツ制作者に変える。
認知拡大コストをほぼゼロに近づける。
③「朝のドトール」ショートドラマシリーズ
「270円で、今日も頑張れる」という
共感ストーリーをReels・Shortsで毎週発信。
スタバにはない「庶民の味方」という
唯一無二のポジションを確立する。
